株式会社エムステージが協賛する、産業保健法学研究会主催の講座「産業保健と法」が4/15(土)、5/20(土) 、6/25(日)の3日間(全6講座)で開催されます。
産業保健にとって法は重要な意味を持ちます。健康障害の原因の所在が分かりにくく(タイプによっては健康障害と言えるかすら不明なこと)、紛争に発展し易いこと、ただ民業に任せると、ブランディングや福利厚生以上の位置づけになりにくく、対策が進みにくいため、法制度でリードせねばならないことが主な理由です。
しかし、産業保健の本質は、おそらく法の形式ではなく、人や組織相手の働きかけであり、法も説得材料の1つに過ぎません。とはいえ、裁判例等の「生きた法」は、実践の安心材料となりますし、実践に役立つエッセンスが詰まっています。
この講座では、ルールの作り手と使い手の思いを語ることで、重視すべきルールと後回しにしてよいルールを見抜く、優先順位づけの力の養成に注力します。法に詳しくなることで、ルールにとらわれすぎず、人・組織相手の真剣勝負をして頂くよう図ることが、この講座の狙いです。
講師は全て三柴丈典先生が務めます。各日、講義後に集団(及び対面の場合は個別)の質問対応時間を設けます。 3回中2回はオンラインで行いますが、人と情報の交流を重視するため、3回目は対面を原則としたハイブリッドとして、個別の質問対応等は現地参加者の方のみに限定します。
■講座概要
・開催予定日
第1回:4/15(土)14:00開始 ※オンライン
第2回:5/20(土)14:00開始 ※オンライン
第3回:6/25(日)14:00開始 ※オフライン(オンラインでのご参加も可能です)+懇親会
・受講料
1日単位:10,000円
3日分:25,000円
・お申込み方法
お申込みフォームより必要事項をご入力ください。
■講義スケジュール
※講義の内容はこちらからご確認ください。
・第1回:4/15(土)
14:00-14:10 産業医アドバンスト研修会理事長 浜口伝博先生よりご挨拶
14:10-14:50 講座1 (標準40分)
15:00-17:10 (途中休憩10分)講座2 (標準:120分)
17:10-17:50 質問対応
・第2回:5/20(土)
14:00-15:30 講座3(標準90分)
15:50-17:20 講座4 (標準90分)
17:30-18:10 質問対応
・第3回:6/25(日)
14:00-16:10 (途中休憩10分)講座5 (標準120分)
16:20-16:40 協賛社からのご案内(1,2枠) 16:40-17:10 講座6 (標準30分)
17:10-17:50 質問対応
■講師プロフィール
近畿大学 法学部 法律学科 法学研究科 教授 三柴 丈典氏
1971年生まれ。1999年に一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。2000年に近畿大学法学部奉職、2012年より教授。専門は、労働法、産業保健法。2011年4月から2021年3月まで厚生労働省労働政策審議会安全衛生分科会公益代表委員。2014年7月衆議院厚生労働委員会参考人。産業保健・安全衛生法に関する著作を多数執筆。2020年8月にUKのラウトレッジで研究書を発刊。2020年11月に日本産業保健法学会を設立し、現在副代表理事。