産業医サポートサービスを手掛ける株式会社エムステージは、労働者の休職・復職に関する企業の対応をサポートする「休職・復職対応サポートサービス」を2月20日に開始します。
今、企業のメンタルヘルス対策が課題となっています。厚生労働省の研究班の調査によると、うつ病で休職した社員のうち47.1%が5年以内に再発、再休職を取っていました。また、休職期間は1回目の平均107日に対し、2回目は平均157日と1.5倍長くなっています(出典:平成二十八年度労災疾病臨床研究事業費補助金「主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究」)。この原因のひとつに、休職・復職対応が適切でないことが挙げられます。
メンタルヘルス不調による休職・復職の対応は「回復の状況について客観的な評価が難しい」「再発の可能性が高い」「労働者との間のコミュニケーションがうまくいかない場合がある」など困難な状況が発生することがあり、頭を悩ませる人事担当者も多く、その結果として職場と労働者の間でトラブルまで発展することもまれではありません。
適切な休職・復職対応を企業に促し、労働者の健康を守り、企業の生産性を高めることで、労働人口減少社会の課題解決をすべく、株式会社エムステージでは2月20日より「休職・復職対応サポートサービス」の提供を開始いたします。
株式会社エムステージが提供する産業医サポートサービスに加わる新サービスです。
メンタルヘルス不調に罹患した労働者が安心して療養でき、人事担当者・産業医と主治医が対応で迷わない体制づくり、職場づくりを支援する「メンタルヘルス休職・復職対応マニュアル」の提供と導入サポートをはじめ、企業の制度・状況に応じたカスタマイズにも対応致します。
適切な休職・復職対応には、労働者個人の病状に最大限に配慮するための主治医や産業医との連携方法、復職が可能となる回復の基準やその判断のプロセス、健康情報の管理などを職場のルールとして明確に定め、それをマニュアルとして関係者が共有運用していくことが必要になります。その一助となるサービスの提供に努めて参ります。
サービスの中心となる「メンタルヘルス休職・復職対応マニュアル」は、産業医と社会保険労務士監修のもと作成。メンタルヘルス不調を原因とする休職・復職の対応の際の具体的なアクションを、ステップごとに辞書のように引いて利用することができます。
山越 志保(やまこし しほ)
日本医師会認定産業医/労働衛生コンサルトタント(保健衛生)
都内の病院で内科医として勤務しながら、日本医師会認定産業医・労働衛生コンサルタントを取得し、産業医としての業務を開始。これまで多岐にわたる企業で、産業医業務を行っている。現在は、都内大学病院の兼任助教・大学院生として勤務・研究をしながら、株式会社さくら事務所を設立し、臨床と産業医活動を行う。
舘野 聡子(たての さとこ)
特定社会保険労務士/シニア産業カウンセラー/メンタルヘルス法務主任者/株式会社ISOCIA代表取締役
大学で労働法を学び、大手流通系企業に勤務後、社会保険労務士事務所に勤務。ハラスメント問題に関するコンサルティング企業、産業医事務所でのメンタルヘルス対応担当を経て現在に至る。特定社会保険労務士としての知識と経験、シニア産業カウンセラーとしてのカウンセリングスキルとメンタルヘルスの知識を統合した対応を得意とする。
▼「メンタルヘルス休職・復職対応マニュアル」ダウンロードページはこちら
https://sangyoui-navi.jp/manual_purchase
企業の産業保健を応援する産業医サポートサービスでは、3つのサービスを提供しております。登録医師22,000人の中からそれぞれの事業所に合った産業医をご紹介、北海道から沖縄まで全国11拠点で対応可能です。
①産業医サービス
事業所と産業医のマッチング、産業保健業務のコーディネートを行います。
②面接指導医サービス
産業医不在の小規模事業所などで、高ストレス者・長時間労働者の面接指導医をご紹介します。
③休職・復職対応サポートサービス
サービスURL:https://sangyoui-navi.jp/
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社エムステージ(M.STAGE CO.,LTD)
広報:関矢 瑞季(せきや みずき)
TEL:03-5437-2950/FAX:03-5437-2951
MAIL:m.sekiya@mstage-corp.jp